ユウキタカシのブログ

アトピー治療奮闘記

松本医院に通院してから

松本先生に初めてお会いしたときに「絶対治るから安心しなさい」と握手していただきました。今まで通院した病院の先生は曖昧な答えしかしてくれなかったり、ムーンフェイスはそんなに気にすることはない等の受け答えしかしてもらえなかったので、松本先生は違うと思いました。また、私もアレルギーの治療方法が分かったためとても安心したのを覚えています。

血液検査をして、漢方薬を処方していただきました。漢方薬は漢方風呂、皮膚用の煎じ茶、鼻炎用の粉薬に赤い軟膏でした。私は東京に住んでいて、大阪に定期的に通院することが難しいことから、毎回漢方薬は郵送していただくことになりました。

 漢方風呂に煎じ茶の生活が始まりました。漢方生活2日目にリバウンドがきました。全身が痒くなり夜も寝れなくなりました。それから、顔がうず黒くなり、おでこの皮膚は何度も掻くためにシワのあとがついて、目の周りはパンダみたいに黒くなり、耳の付け根のところが切れました。首は象の肌みたいになり横を向くことが困難になりました。あとは肘の内側が痒くてボコボコになりました。

 治療を始めたのが大学3年生頃でしたが、2年くらい治療を続けていたら少し楽になり始め、友達と遊びに行ったりもするようになりました。この調子で治るのかと思いましたが治療を始めて5年目くらいの頃に再びリバウンドが訪れました。このリバウンドが自分の想像をはるかに超えるものでした。当時社会人3年目であった私は、体力には自信があったのですが、仕事ができなくなってしまい休みがちなりました。顔は再びボロボロになり、首は曲がらず、体全身が痒くて痛くて動けない状態になってしまいました。

朝はスーツを着るときに体が痛くて着れませんでした。夏場だったため、スーツに汗をかくのがとても辛く、職場の仲間に見られないようにトイレに何度も行き体を掻きました。

職場から帰ってきてスーツを脱ぐと、全身が一気に痒くなり、掻くと皮膚が床にボロボロ落ちました。夜は体が痛く、特に背中をベッドにつけるが痛くて全く寝れませんでした。

 そして、私はしばらくの間休職することを決意しました。松本先生に状況を説明して、診断書を書いていただきました。結局6か月休職することになったのですが、とても壮絶な6か月になりました。まず、私は実家に戻るため引っ越すことになりました。とても1人では生活できないと感じたからです。

 松本先生に漢方風呂を長く入るようにと言われました。5時間入るようにと言われました。早く治したい気持ちがあったのでなるべく長く入るように心掛けました。ただ、私の根性がないのか、ちょっと5時間は精神的にかなりきつく入れませんでした。だいたい休みながら1日平均3時間ちょっとくらい入りました。お風呂のそばにテレビを持ってきて映画とか観ながら気分転換しながら入浴しました。

 入浴後ですが、自分の体に何が起こっているのかよく分かりませんが、全身が一気に痒くなり1時間くらいもがきました。掻きすぎて自分の爪が痛くてどうしよもなかったので親にタオル等で擦ってもらいました。また、37°ちょっとの微熱がよく出ました。

そのような生活を続けること半年、気付けば少し体調が良くなっている自分がいました。復職できるまで回復しました。

 それから、現在まで5年ほど経つのですが、小さなリバウンドを繰り返しながら、ふと振り返ると、前より良くなっている自分に気づくような状態です。私を見て私がアトピーだと気付く人はほとんどいなくなりました。